離婚届を提出する際の届出物について

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離婚届を提出する場所

離婚をする際にこれが無くては始まらない物と言えば、言わずと知れた「離婚届」です。

離婚届の用紙は全国共通の物で、どの土地の市役所でも無料で手に入れる事が出来ます。
正確には各市町村役場の戸籍担当課で、窓口で請求すればすぐにもらう事が出来ます。

この離婚届の提出先は、届出人の本籍地または所在地のある市役所、区役所または町村役場ですが、提出先が本籍地では無かった場合に限り、届出人の戸籍謄本が必要となりますので、その点は要注意です。

離婚届と一緒に提出する物

離婚届は指定された各自治体の役所の窓口に提出するわけですが、その際には離婚届と一緒に提出するいくつかの提出物があります。

すでに述べましたが、本籍地以外の役所に離婚届を提出する場合は、本籍の確認が出来る戸籍謄本を一緒に提出する必要があります。

本籍地のある場所と本籍以外の場所で提出の際の共通の提出物には、届出人の印鑑（夫婦別々の物）と、本人確認の出来る運転免許証や健康保険証といった証明書があります。

また、離婚の際に夫婦の間に未婚の子供がいる場合は、離婚成立後に父か母のどちらかの戸籍に移すために、子供の戸籍を異動するための届出が必要となります。
離婚届だけでは、子供の戸籍は異動しないのです。

協議離婚は離婚届を提出した日から始まる

日本の離婚において最も多い「協議離婚」。
この協議離婚とは、弁護士や裁判所を介さずに、夫婦の二人だけで離婚を決めて別れる方法ですが、この協議離婚は離婚届を役所に提出した時から効力を発揮するものとなっています。

そのため、いくら夫婦で離婚を決めていて、すでにお互いから気持ちが離れていたとしても、離婚届を提出して受理されないままでは協議離婚は成立した事にならないのです。

協議離婚は夫婦二人だけで行う離婚なため、財産分与や養育費についての分配に関して詰めが甘い時があります。
そのため、離婚届を提出する前には充分な話し合いを設ける事が大事です。