隣人の低周波振動による嫌がらせ対策

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低周波とは

音波・振動・波動の周波数が低い電波・交流のことを低周波といいます。

音で定義する場合は、100Hz以下は低周波音、20Hz以下は超低周波音とされていますが、各種専門分野だけでなく一般的にも、まだ定義についてはあまり明確にされていません。

低周波を発する可能性がある身近なものの例としては、パソコンや携帯電話などのほかに、ポンプや発電機などのモーター、給湯器といった、長時間運転を続ける機器があげられます。

低周波振動による被害として報告されるもの

低周波による振動が原因だとして、公的な機関や探偵社、弁護士などにはさまざまな相談が寄せられています。

その中でも多いのが、頭痛や耳鳴り、めまい、吐き気、睡眠障害といった身体的な不調です。
また、パソコンや携帯電話の誤作動、電化製品の異常、テレビや電話などのスピーカーにノイズが入るといった、電化製品のトラブルも代表的なものです。

そのほかには、家具や壁にヒビが入る、床に座ったとたんに振動を感じる、壁や床、天井を繰り返し叩く音と振動がする、といった相談も多いようです。

低周波振動による嫌がらせだと感じたら

健康被害にしろ建物や家具への被害にしろ、まず最初に低周波の測定をおこなう必要があります。
低周波の測定をおこなうことで、どの周波数の振動で苦しんでいるのか、どの場所から強い電磁波や低周波が飛んでくるのか、どの時間帯に強い電磁波が飛ぶのか、といったことがわかります。

こうした低周波の測定をおこなうには、専門家に対応してもらうしかありません。

低周波は音としてはかなり小さいため、一般家庭で手に入る録音機器などでは録音できないことがほとんどですし、電磁波や低周波の数値を測定する機械を入手できるということも少ないでしょう。

低周波の振動被害について相談するなら、まずは被害が始まった時期やどのような被害状況なのか、嫌がらせをされるような人間トラブルはあるかなどを把握しておきましょう。

相談する場所は市役所などの公害苦情相談窓口のほか、探偵社や弁護士事務所などがあります。
相談したい項目をまとめ、的確なアドバイスがもらえるように準備しておきましょう。