夫婦が同じ家で同居しながら、別居同然の生活をしている状態を「家庭内別居」といいます。
しかし何故、離婚をするのではなく家庭内別居という状態をとっているのでしょうか。
そこでこの項では、家庭内別居の実情(意味)について考えてみたいと思います。
さまざまな理由によって、夫婦間の心が離れていってしまったとします。
そして本当であれば離婚をしたいわけですが、諸事情によって一緒に生活をし続けることを家庭内別居といいます。
例えば諸事情の中には、「生活費などの経済的な理由/世間体/子どものため」等々が挙げられます。
では次に、家庭内別居のメリット&デメリットについて考えてみたいと思います。
ちなみに家庭内別居に対する感じ方は人それぞれなので、すべての人に共通するわけではありません。
・夫婦としてではなく、同居人と割り切ればメリットと感じることが多いのではないか。
・離婚をすれば養育費や教育費といった費用が掛かるが、家庭内別居であればそれを補うことができる。
・世間体を保つことができる。
・離婚するパワーを使う必要がない。
・子どもにとって離婚や別居はしない方がいい。
・夫婦のストレスもさることながら、子どものストレスも相当大きい(子どもの精神的不安)。
・同じ空気を吸うことさえ苦痛に感じる。
・相手の分までも家事をしなければいけない。
このように、家庭内別居のメリット&デメリットが考えられると思います。
「離婚はしないで、家庭内別居をする必要はあるのか?」という問題は、個人によっていろいろ意見が分かれると思います。
そしてもしみなさんの夫婦関係が崩壊する状況であるならば、改めて家庭内別居と離婚について客観的に考えてみる必要があるのではないでしょうか。
最後に、家庭内別居とよく似た仮面夫婦という言葉があります。
仮面夫婦とは、どのような仮面をかぶった夫婦のことをいうのでしょうか。
人前では仲良く振る舞って楽しそうな夫婦を演じますが、2人きりになるとまったく違う行動をとる夫婦をいいます。
・家庭内別居と仮面夫婦の共通認識
「双方とも夫婦としては破綻していますが、さまざまな理由によって離婚をしていない。」
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